アースデイ神戸とは

アースデイとは

アースデイ(EARTH DAY:地球の日)は、地球環境について考える日として1960年代にアメリカで提案された記念日です。1960年代の終わり頃には環境保護のための法整備に力を注ぐ政治家はアメリカ国内に未だ少なく、上院議員のネルソン氏はその少数派の一人でした。
学生運動・市民運動が盛んなこの時代に、彼はまずアースデイという動きを起こすことを思いつきました。
1970年には4月22日が「アースデイ」であると宣言。その後ハーバード・ロースクールを中退したデニス・ヘイズ氏によって史上最大の市民運動として組織されました。
その後このムーブメントはアメリカから世界に広まることになります。
日本でも4月22日を中心に各地で様々な形のアースデイイベントが開催されています。

アースデイ神戸とは

アースデイ神戸は2007年に始まったイベントで、今年で18年目を迎えます。
毎年春に野外の公園で開催しています。マーケットでのお買い物やお昼ごはん、手作り体験を通じて「環境」「国際協力」「食育」「子育て」「スローライフ」といったテーマに自然に触れられる場を目指しています。
芝生の上でのんびりしながら音楽に耳を傾け、穏やかな気持ちで未来のことを考えられる場になればと考えています。

春のイベントの他、2か月に1回のペースでホームルーム(勉強会)や交流会も開催しています。
フェアトレードやオーガニックの専門家を招いて講演会をしたり、神戸の森にみんなで入って森遊びをしたり。
他団体さんと一緒にリユース食器の運営方法について合同勉強会を行ったこともあります。

「感じる つながる 変えられる」

アースデイ神戸も今年で18年目を迎え、実行委員も新しいメンバーがたくさん増えました。
その中で「アースデイ神戸が伝えたいことって何だろう?」 「アースデイ神戸らしさって何だろう?」という話になりました。

みんなそれぞれ想いを持って取り組んできましたが、それを他の人に伝え、共感してもらうことが大事だと思い、言葉にしてみることにしました。
実行委員が集まり、みんなの頭の中にあることを紙に書いて出し合い、話し合い、まとめたものがアースデイ神戸の長期テーマ「感じる つながる  変えられる」です。
この言葉にはアースデイ神戸の想いが込められています。

頭で「知る」よりもまず心で「感じる」ことが、地球上で起こっている様々な問題を解決する上で大切だと考えています。
環境やフェアトレードといったテーマはどうしても重く感じられ、何となく近寄りにくい雰囲気になりがちなもの。その壁を取り払い、たくさんの人に最初の第一歩を踏み出してもらうため、「感じる」アースデイにしたいと考えています。

感じることができたら、次は「知る」こと。アースデイ神戸の出店者さんたちは、エコロジーやフェアトレードのプロの方がたくさん。
気になったテーマがあれば聞いてみてください。
今までの人生で見えてこなかったものがたくさんあることを実感するでしょう。

もっと知りたいなと感じたら、今度は色んな人とつながってみましょう。アースデイ神戸は人との「つながり」を重視しています。
年1回のアースデイ 神戸以外にも、交流会や勉強会を通じてゆるーいつながりを生み出したいと考えています。義務も束縛もない、ゆるーいつながり。アースデイ神戸が大事にしているものの一つです。そこから新しい気付きやアクションが生まれます。

たくさんの人がアースデイ神戸を通じて何かを感じ、同じ想いの人とつながり、新しい生活の一歩を踏み出す。
そんな連鎖が次々と生まれれば、将来はきっと変えられると信じています。